2017/01/06

野犬の保護と里親探し

家の近くに新しい保護犬の譲渡センターができたというので見に行った。洋服の青山 (元サミットストア) の角から世田谷通りを隔てた向かいの商店街を入って一ブロックの左手。まだおもてに祝いの花輪が飾られていて二人の職員が清掃をしていた。中にはほぼ全個室に犬が入っていた。一頭大きなゴールデンがいて一番広い区画だったがそれでも尻尾を振ると壁にバサバサ当たっていた。あとはほぼ野犬出身らしい柴系雑種だった。本部は広島県にあり犬は皆そこから来ているそうだ。

無添加の鹿肉や骨や肺の素干しが売られていたので二袋買って帰った。鹿は農業・林業に与える害が小さくないが、駆除しても猪ほど需要がないのでその場に埋められたり置き捨てられたりすることが多く、駆除にあたるハンターのモチベーションも低いというので、できるだけ鹿の肉・皮・骨などを使ったおやつを買うようにしている。

しかし、もしも新たに一頭飼うのであればちゃんとした日本犬が飼いたい。それは狂犬病防疫のためとはいえ主のない犬が殺されるのはかわいそうだ。でも牛や豚はかわいそうでないのか?彼らだって食肉検査場で自分の前を行く仲間が打ち倒されるのを見たり悲鳴を聞いたりしなくても (豚はともかく牛にはたいていそれくらいの配慮がなされている) 、血の臭いを嗅いだりすれば怖いはずだし、いずれにしろ殺生は殺生だ。保護犬の殺処分ゼロ化のために尽力している人たちは牛や豚の肉や臓物を食べたり自分たちの犬に食べさせたりしないのか?普通の牛や豚は目が合ったからとて家に連れて帰る訳にはいかない。しかし畜肉を食ったり食わせたりをやめればたぶん、家で飼える犬猫の常識的な数以上の牛豚が怖い思いをしなくて済む。なぜ犬や猫だけ特別扱いするの?

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